山本俊則さんの美術展時評『No.073 ブリューゲル『バベルの塔』展(前編)』をアップしましたぁ。東京都美術館で開催されたブリューゲル『バベルの塔』展です。ただ正式な展覧会タイトルは『ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル『バベルの塔』展 16世紀ネーデルランドの至宝-ボスを越えて-』展です。くせ者タイトルですねぇ(爆)。
結論を言うと、エントランスで感じた不安は的中した。なんとブリューゲルの油絵作品は『バベルの塔』一点のみ。ブリューゲル・子の作品もない。これにはさすがに「そりゃないよ~」と思ってしまった。ただ急いで付け加えておけば、展覧会の内容自体はいいものだった。ただなかなか適切なタイトルが思いつかない展覧会ではあった。
今回の展覧会の内容を正確に言うと、〝オランダ・ボイマンス美術館の豊富な所蔵品によって、近世以降のオランダ絵画の基礎となった十六世紀ボス・ブリューゲル作品に至るまでの、ネーデルランド美術の流れをおおまかに辿る展覧会〟になると思う。これをザックリ略すと『ブリューゲル展』になる。ほかにキャッチーなタイトルを付けようがないだろ、と言われればそれまでだが、ブリューゲルをたくさん見られると期待した人たちは肩すかしを食ったはずである。僕もまあその一人である。
山本俊則
東京都美術館さん、ボイマンス美術館からブリューゲル『バベルの塔』一点をお借りするだけで力尽きちゃったようですね。それだってスゴイことなんですけんど閲覧者は贅沢ですからねぇ(笑)。山本さんの『オランダ・ボイマンス美術館の豊富な所蔵品によって、近世以降のオランダ絵画の基礎となった十六世紀ボス・ブリューゲル作品に至るまでの、ネーデルランド美術の流れをおおまかに辿る展覧会展』批評は後半に続くのでしたぁ。
■ 山本俊則 美術展時評『No.073 ブリューゲル『バベルの塔』展(前編)』 ■
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