Interview of gold fishes 第14回 宇野亞喜良 『光を当て、輝かせること(前編)』をアップしましたぁ。日本のイラストレーション界の超大物、宇野亞喜良さんの登場です。宇野さんは今年で81歳におなりですが、20代からずっとイラストレーション界の第一線で活躍して来られました。文学金魚で宇野さんのイラストの仕事をすべて紹介することはできませんが、誰もが一度は目にしたことのある作品だと思います。
今回は宇野さんのイラストレーションのお仕事はもちろん、舞台芸術についてもお話をおうかがいしました。1960年代から70年代は日本のアングラ芸術の全盛期で、宇野さんは美術家として寺山修司を始めとする演劇人のポスターや舞台美術を担当されました。演劇に対する興味と情熱は現在も衰えることがなく、金守珍(きむすじん)さん主宰の新宿梁山泊のポスターや舞台美術などを手がけておられます。
日本のアングラ芸術の語源はアメリカのUnderground Artで、社会一般が抱く美学やモラル、価値観に対抗し、それを打ち壊しながら新たなアートを作り出してゆこうとする芸術運動でした。それが日本に入ってきてカタカナの〝アングラ〟と呼ばれるようになると、アメリカとはまた質の違う芸術運動になったように思います。日本のアングラには夜店のいかがわしさ、懐かしさがあります。そういった東洋と西洋がぶつかり合い、しかし奇妙と言えば奇妙な形でローカライズされた日本のアングラ文化を、ビジュアル面で支えたのが宇野さんや横尾忠則さんといったアーチストたちです。
今回のインタビューでは、安井浩司、谷川俊太郎、山田太一さんに引き続いて寺山修司さんのお話がたくさんでてきます。寺山さんは偏在してるなぁ(爆)。じっくりお読みになってお楽しみください。
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■ Interview of gold fishes 第14回 宇野亞喜良 『光を当て、輝かせること(前編)』 テキスト版 ■