露津まりいさんの連載サスペンス小説 『贋物師-フェイク・マスター』(第23回)をアップしましたぁ。もう終盤にさしかかっているのに、驚くべき事態になってまひりました。この展開はちょっと予想してなかったなぁ。サスペンス小説ですから、まだどんでん返しはあるだろうと思っていましたが、まぢ先が見えないですぅ。いったい誰が一番悪いヤツで、その目的はなんなんでしょ(笑)。
今回、ゆりこが主人公の雲間さんに勾玉を渡すシーンがありますが、露津さんにお聞きしたのですがモノによってはとっても高価だそうです。勾玉は土製のものが縄文時代からありますが、一番高いのはやっぱり古墳時代の作品らしひ。値段の高い安いの見分け方は比較的簡単で、綺麗な物の方が高価だといふことでした。古美術って古けりゃ高いってわけぢゃなくて、審美的な要素が高い評価されるんですねぇ。
今回の小説の挿入図版で掲載した勾玉は古墳時代の翡翠製で、100万を軽く越えるらしひ。うぎゃっと叫んでしまふような価格ですね。古美術の世界、恐ろしいですぅ。ほんでこのくらいの値段になると、やっぱ贋作もごっちゃりあるらしひ。簡単な真贋鑑定方法は、穴の開け方だそうです。工作機械がなかった時代ですから、一方の穴の方が大きく、貫通した穴の側が小さくなる。でも当然、それを忠実に再現した贋作もあるさうですよ(笑)。
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■ 露津まりい 連載サスペンス小説 『贋物師-フェイク・マスター』(第23回) テキスト版 ■