鶴山裕司さんの連載抒情詩 『羽沢』 『第 006 回 泣いているこども/夢見ておやすみ/自転車に乗って』 をアップしましたぁ。『今回も三篇ですねっ!』 とメールしたら、『石川君がブログで、毎回 3 篇書かなきゃならないようなプレッシャーをかけるからですよ。でも本当に 1、2 篇のこともありますからね』 といふお返事が戻ってきました。うひひひ~、石川の思いが通じたのだぁ~。
不肖・石川、編集者歴だけは長いですから、できあがっている作家さんはわかります。そういう方のためにできることは、とにかく作品を書かせて形にすることです。もちろん世の中で多少とも名前が知られている作家さんは、ありとあらゆる努力を払って頑張っておられます。いい作品を書く作家さんもいらっしゃいますし、人脈を最大限に活用して、涙ぐましい努力を払って仕事を得ている作家もおられる。でも金魚屋の著者さんは、世渡り下手といふか、作品だけで勝負したいって方が多いんだな (爆)。こりはどんどん書かせるしかないぢゃあ~りませんか。
とはいえそれは、それなりに年季を積んだ作家さんに言えることで、若いってことは作家にとっても免罪符です。まだまだ無限の可能性があるんですから。でも 40 代、50 代の作家さんは待ったナシ。今がむしゃらに書かなければ、いつ書くの?って感じです。ホントのことを言えば、有名であろうと 50 歳を超えた作家さんの大半が、その文学的生命をとっくに終えている。ワクワクして新刊を待つ作家さんはほとんどいない。いつ本格的なスタートを切るのかは作家によって異なると思いますが、気力・体力を考えれば、50 代が臨界でしょうね。
傑作・秀作を書くのに年齢は関係ないとはいえ、やっぱ著者の年齢によって不肖・石川の対応は変わります。中年を超えた作家さんは、つべこべ言わずに一定レベルの質を超えた作品を量産すべし。20代、30代の作家さんは、もうちょっとグズグズしていてもよろし。でものんびりしていると、すぐになんにもできない夢見る中年作家さんになっちゃいますよ~。
■ 鶴山裕司 連載抒情詩 『羽沢』 『第 006 回 泣いているこども/夢見ておやすみ/自転車に乗って』 PDF版 ■
■ 鶴山裕司 連載抒情詩 『羽沢』 『第 006 回 泣いているこども/夢見ておやすみ/自転車に乗って』 テキスト版 ■