岡野隆さんの詩誌時評 『No.012 月刊俳句界 2012年12月号』 をアップしましたぁ。『俳句界』 さんの 『〝主宰〟という仕事』 という特集を取り上げておられます。こういふ特集はありがたいなぁ。俳壇に所属していない人間にとって、一番わかりづらいのが 〝結社〟 です。主宰俳人がいらして、その下に編集委員がいて、そのさらに下に同人がいるという構造ですね。大きな結社だと千人単位の同人 (結社員) を抱えておられるようです。
そんで結社主宰者のお仕事って、すんごい大変なんですねぇ。『俳句界』 さんは結社主宰俳人にアンケートを取っておられますが、最高で月に 2 万句を選句されるそうです。俳句を選ぶだけでなく、コメントを書いたり、時には手直しもされるんでしょうね。その合間に句会を開催して、ご自分の俳句の仕事もなさっているわけですから、結社主宰者さんはチョ~ご多忙です。石川は時々忙しいとグチをこぼしますが、結社主催者さんを前にしたら、そんなこと、言えませんですぅ。
そんで岡野さん、てっきり前衛俳句の味方かと思っていたら、そうでもなひような (笑)。ま、文学金魚は伝統俳句と前衛俳句の対立には基本的に無関心で、どちらに所属していると思われている作家さんにもご協力をお願いしたいですから、ありがたいですが。でも 『批判するのは簡単だが、仕事をしなければボロも出ないだけのことである』 という岡野さんの言葉は、厳しいけどホントのことだな。石川は、黙ってても仕事をどんどんこなしてくださる著者の方が大好きですぅ (笑)。
■ 岡野隆 詩誌時評 『No.012 月刊俳句界 2012年12月号』■