鶴山裕司さんの 『現代詩人論 No.002 モダンとポスト・モダン-吉岡実論(前篇)』 をアップしましたぁ。いよいよ 『現代詩人論』 本編がスタートしました。本格的詩論ですねぇ。評論中に引用された詩を読んでいると、ある時代が思い浮かびます。確かにこういう詩の書き方をしてた時代もあったなぁと、すごく詩をたくさん読んでいたわけでもない石川にもある感慨が湧きます。〝現代詩は遠くなりにけり〟 といふ感じです。
そんで吉岡さん、ペットのダルマインコに 〝ダルちゃん〟 といふ名前をつけていたんですね。う~ん、詩人のネーミングとは思えん (笑)。でも吉岡さんにはダルちゃんを巡る傑作エッセイがあるそうです。『死児という絵』 というタイトルのエッセイ集に収録されているそうなので、ご興味のある方は探してお読みください。
そんで鶴山さんに連載本編第1回目に吉岡さんを選んだ理由をお聞きしたのですが、『5月31日が命日だから。本にするときは巻頭にならないと思う』 といふご回答でした。『吉岡さんの命日にお墓参りに行くんですか?』とお聞きしたら、『行かない。毎年、全詩集を開いて何篇か読む』というお答えが返ってきましたぁ。
■ 鶴山裕司 『現代詩人論 No.002 モダンとポスト・モダン-吉岡実論(前篇)』 ■