Interview of Gold Fishes 第6回 『ミッキー吉野&ミニー吉野 音楽と絵画への旅』(後篇) をアップしましたぁ。後篇では、ミッキーさんの奥様で画家のミニー吉野さんにも加わっていただいてインタビューを行っています。ミニーさんのご厚意で、氏の絵画作品を多数掲載させていただくことができました。油絵の作家さんですが、日本画家としても通用するようなデッサン力をお持ちです。ただミニーさんの本領は具象抽象的な作品にあります。何かを語りかけているような作品ですが、説明的な要素が一切感じられない。言葉ではなく、あくまですべてを絵で表現される画家らしい画家さんです。
前篇からお読みいただいた方はお気づきだと思いますが、ミッキーさんの言葉の使い方も独特です。日常的な言葉の意味やイメージを脱臼させるように使っておられる。思考方法が独特なわけです。ミッキーさんは 『音楽は霊的』 だと語っておられますが、誰もが確実に 〝ある〟 と信じられるけど、言葉や物の形では表現できない音楽の 〝霊性〟 をなんとか自分に引き寄せるために、言葉を使う場合でも独特な試行錯誤をされているように思います。詩人に近い感性をお持ちですね。
それにしてもミッキーさんのお母様がお茶のお師匠さんだったというのは意外です。茶室が 5 部屋くらいあったと回想されていますから、そのレベルや規模が自ずから想像されます。茶道も言葉で説明し尽くせるものではないので、ジャンルは違いますが、ミッキーさんにはお母様の影響が強く流れていることがうかがい知れます。文学金魚は総合文学メディアですが、ミッキーさんやミニーさんのように、音楽や絵画のジャンルでお仕事をされているアーチストの方々のお考えは必ず文学の創作にも役に立つと思います。是非、楽しんでお読みください。
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■ Interview of Gold Fishes 第6回 『ミッキー吉野&ミニー吉野 音楽と絵画への旅』(後篇)テキスト版 ■