長岡しおりさんの文芸誌時評 『No.004 小説現代 2013年4月号』 をアップしましたぁ。歌人の加藤千恵さんの小説 『友だちのふり』 を取り上げておられます。そんで関係あるようなないような話なんですが、歌人と俳人と自由詩の詩人さんって、やっぱ性格的な傾向がありますよねぇ。もちろん不肖・石川が観察した狭い人間関係の中だけの話ですが。
歌人さんってけっこう明るい方が多いです。あれっと思うくらいノーテンキな方もいらしたりして。俳人さんたちの方が圧倒的に気むずかしいですねぇ。頭で考えると、短歌では『万葉集』 や 『新古今和歌集』 なんかの古典の知識が必要で、歌人は学者肌で額にシワ寄せたイメージなんですが、むしろ俳人さんの方がそんな感じ。そんで詩人さんたちは孤立無援。詩人のほぼ全員が、本当の意味での文学的な友達がいなくて、それなりに有名な方でも自分の仕事は世間でぜんぜん評価されていないとお考えになってる感じです (笑)。
これって単なる石川の人間関係のかたよりから生まれたイメージなんでしょうか、それともある程度一般性があるのかな。そんで 『小説現代』 さんの特集は 『人間関係に悩んだら』 であります。ま、人間関係に悩んで小説読む人は少ないと思いますが、そういう主旨の原稿を依頼されたら書かなきゃならないっていう小説家の悩みはありますよね (笑)。不肖・石川が観察したところ、小説家の皆さんは何を考えているのかよくわらかない、ぬぼ~っとした方が多いのでしたぁ (笑)。
■ 長岡しおり 文芸誌時評 『No.004 小説現代 2013年4月号』 ■