田山了一さんのTVバラエティ批評 『No.013 開運!なんでも鑑定団』 をアップしましたぁ。『なんでも鑑定団』 って地味ですが人気番組ですよね。確かお隣の韓国でも同趣向の番組が始まってるんぢゃなかったっけ。つ~ことは、日本と韓国は似たようなメンタリティを持ってるってことでしょうかね。
以前、テレビでヨーロッパの 『なんでも鑑定団』 的番組を見たことがありますが、全然切り口が違ってたなぁ。おじちゃん、おばちゃんがお宝を持って集まって来て、専門家が数人並んで鑑定してました。で、その中からめぼしいモノだけをピックアップして放送するシステムで、テレビ局側があらかじめモノを選んでショーアップしてませんでした。
で、鑑定士がえんえんモノの説明をするわけです。『この置物は、天使の頭の部分はローマ時代だけど、下はルネサンス期に加えられたモノで、20世紀に入ってから再度修復されていますな』とかなんとか。実証的といふか学問的で、あ~サザビーズとかで鑑定してもらうとこうなんだろうなぁと思いました。
テレビ番組一つとっても文化的な差異は現れるようです。田山さんが書いておられるように、日本の 『なんでも鑑定団』 は、出演者の人間性をテレビ越しに眺めるための番組という面が強いやうです。
■田山了一 TVバラエティ批評 『No.013 開運!なんでも鑑定団』 ■