星隆弘さんの文演劇批評 『 No.005 やなぎみわ演劇プロジェクトvol.3 『1924 人間機械』』 をアップしましたぁ。『1924 人間機械』は、巡回美術展『村山知義の宇宙――すべての僕が沸騰する』と連動して上演された戯曲です。
山本俊則さんが以前美術展時評『No.011 村山知義の宇宙』で、超きびしめの批評を書いておられたので、今回の星さんの批評で石川はちょっとホッとしております(笑)。ある対象への批評は多角的な方がよござんす。批判もあり、好意的批評もあることで、バランスが取れるのではなひかと思うのであります。
『1924 人間機械』はかなり凝った内容の戯曲だったようですね。言葉とダンスがミックスされ、マルチブルに舞台装置といふか、演劇的仕掛けが各所に施されていたようです。実際の舞台を見たくなりますねぇ。しっかし昨日のブレッソンの映画と同様に、石川のようにおつむの弱い人が見たら、混乱してしまふかもしれませんが(笑)。
それにしても舞台批評は、面白いんですがもどかしいものでもあります。究極的には劇場に足を運んで自分の目で見るしかないわけです。俳優と舞台装置とテキスト、それにその日の観客によっても舞台の印象は変わるわけですが、映画のようには簡単に再現できないし、また初演と再演では内容が微妙に違うこともあると思います。一瞬を捉えなければならないわけです。
現代演劇は、台本だけ読んでいては決してそのイメージを捉えられないと思います。劇団関係者からお写真をお借りするのも一つの手ですが、星さん、そのうちズバリとその日の舞台のポイントを、イラストなんかで描いていただけるともっと想像力が膨らみますですぅ。
■ 星隆弘 演劇批評 『 No.005 やなぎみわ演劇プロジェクトvol.3 『1924 人間機械』』 ■