大篠夏彦さんの文芸誌時評 『No.003 文學界 2012年03月号』 をアップしましたぁ。大篠さんには数回分の原稿をいただいていたのですが、文学金魚の編集を始めてから、今回初めて原稿に関する僕の 「泣き」 が入りました。だってだいじょうぶかぁって内容なんですもの。結局は掲載することに決まりましたが、谷輪さん、大篠さんとスカイプ会議を開いたのであります。
石 「大篠さんの03月号時評、だいじょうぶですかぁ。文藝春秋と 『文学界』、敵に回すことにならないでしょうねぇ」
谷 「だいじょうぶだと思うよ」
石 「もし相馬悠々さんが、ホントに文藝春秋の重鎮で、『文学界』 編集部にすんごい影響力持ってたら、どうするんですかっ!」
大 「外部ライターってことになってるらしいから、気にしなくていいんじゃない?」
石 「ううっ。万が一、万万が一、いや十億分の一、金魚屋で出した小説が芥川賞や直木賞の候補になった時に、不利じゃないですかぁ」
谷 「あはは。だいじょうぶ。芥川賞や直木賞を受賞する本の版元は決まってるから心配するだけ無駄だよ。ベストセラーになっても確実に受賞できないから」
石 「それにしても、文藝春秋と 『文学界』 に睨まれたくないなぁ」
谷 「睨まれたら大出世だよ (笑)」
石 「そんなぁ。文藝春秋さんの力、強いですよぉ」
谷 「でもさ、僕も相馬さんの文章には問題があると思うよ。かなり乱暴な批判をする方だね。批判を受けるのは、『文学界』 編集部も覚悟の上だろうさ」
大 「編集後記っぽく見えるのが問題だな。少なくとも巻末から移動すべきだろうね」
石 「相馬さんが文藝春秋 OB って、裏取れてないですよね」
大 「うん、僕の第六感」
谷 「当たってたら面白いなぁ。少なくとも相当なインサイダーだよ。単なる小説好きっていうわけじゃなく、文学界のシステムに精通してるね」
石 「金魚さん (齋藤都代表)、レビュー見てますよね。なにか言ってました?」
谷 「なんも。だいたい 「 「文壇」 とは文學界のことだともいえる」 って書いたの、金魚さんだぜ。文藝春秋さんに遠慮してたら、そんなこと、はなから書かないよ」
大 「そうそう。俺も文学金魚は完全にインディペンデントだっていうから、時評引き受けたんだよ。このくらいのことで動揺しちゃダメです」
石 「ううっ。。。」
といった具合で掲載が決まってしまひました。あ、大篠さんにお願いして、これでも少しは内容を穏やかにしていただいんたんです。それにしても相馬悠々さん、人騒がせなっ。相馬さんに八つ当たりしたくなるですぅ。