寅間心閑 連載小説『オトコは遅々として』(第29回)をアップしましたぁ。この小説、意外にと言っては失礼かもしれませんが、こんがらがった展開になってまいりました。主人公を中心とした一種の家族相関図ですね。
今も昔も人間それほど変わっていないわけですが、たよりなく感じられるようになった気もします。石川が子どもの頃は40代くらいの大人はどっしり構えているように感じられたのですが、今はふわふわしている。落ち着いてくるのは60代くらいかな。いや、60代でもふわふわしておりますなぁ。うーん。
となると子どもが生まれてもなんだかそわそわしていることになるわけで、欲望が多方面に拡がってせわしない。とはいえ子どもに対して責任はあるわけで、ある部分だけは落ち着いている。なんだかバランスが悪いわけですが、人間、正直になったとも言えます。そういった、バランスの悪い人間が『オトコは遅々として』には登場してきます。リアルです。
■寅間心閑 連載小説『オトコは遅々として』(第29回) 縦書版■
■寅間心閑 連載小説『オトコは遅々として』(第29回) 横書版■
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