小原眞紀子さんの連載小説『幕間は波のごとく』第16回をアップしましたぁ。金魚屋から『文学とセクシュアリティ-現代に読む『源氏物語』』を好評発売中の小原さんの連載サスペンス小説です。中年に差しかかった姉妹を主人公集団にしたサスペンス小説です。
『幕間』は石川も結末を知らないんですが、読んでいるとこういうサスペンス小説の書き方もあるんだなぁと思います。コアになるネタ自体が完全なブラインドです。しかしかなりそのヒントが散りばめられている気配で、それが最後に線になるはずなんです。主人公も決定的な失策をおかしているわけで、それも伏線でしょうなぁ。
いずれにせよサスペンス小説は心理小説なわけで、ある種の純文学的要素を持っています。追い詰められた人間心理がどう動くのか、というこです。今回は転調して怒濤の終盤へ、という回です。このサスペンス小説、どういう結末になるんでしょう。楽しみです。
■ 小原眞紀子 連載小説『幕間は波のごとく』第16回 縦書版 ■
■ 小原眞紀子 連載小説『幕間は波のごとく』第16回 横書版 ■
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