遠藤徹さんの連載マンガ『キノコの森』(第09回)&連載小説『物語健康法(入門編)』(第19回)をアップしましたぁ。遠藤さんのマンガはもうお馴染みになりましたね。実はこの連作、連載100回分くらいはもうあるのです。まあスゲー筆力です。一つのアイディアを得たらどんどん書ける(描ける)作家さんなのですね。ちょいと驚異的です。
『物語健康法(入門編)』はそういう意味で遠藤さん的作品の最たるものかもしれません。物語の蕩尽という言い方もできますし、物語の無限性に基づいている作品だとも言えます。もちろんそれはなぜ物語なのかという原点を踏まえています。
物語は小説の核であるだけでなく、人間の生活、人間存在の核となっているなにものかです。その力を信じていなければ『物語健康法(入門編)』のような作品は書けないでしょうね。ただ物語の力に対する人間の対応のあり方はじょじょに変わってゆくものです。原点に即して現代化を模索する、それが現代文学のあるべき姿です。小説が物語を手放したら根無し草になってしまうのは言うまでもありません。
■ 遠藤徹 連載小説『物語健康法(入門編)』(第19回)縦書版 ■
■ 遠藤徹 連載小説『物語健康法(入門編)』(第19回)横書版 ■
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