金井純さんのBOOKレビュー『絵のある本のはなし』『No.032 もうひとつの場所 清川あさみ著』をアップしましたぁ。「地球でもっとも美しい、絶滅図鑑」といふコピーの本であります。著者の清川あさみさんは、写真に刺繍をほどこす作品で有名です。
金井さんは「「地球でもっとも美しい、絶滅図鑑。」という惹句に素直にうなづいてしまうのは、不思議なことだ。その理由はやはり、それが布や糸、テキスタイルで出来上がっている、ということに尽きるのではないか」、「一針ずつかがること、それによって、もうひとつの異界に絶滅種をいまだ生きせしめることは、我々の生活がほんの一針ずつ進み、過ぎてゆくことと呼応し、しずかな納得を与えるのである」と批評しておられます。キレイな本であり、テキスト的な本でもあるのですね。
む~そりにしても花粉がふんふん飛んでおりまして、不肖・石川はくちゃみと鼻水に悩まされておるのでありまふ。花粉は絶滅種ではなく、それどころかすんげぇ生命力を感じさせるのですが、なかなか目では捉えられない生物ですなぁ。でもリアルでもイリュージョンでも図鑑にはふさわしくないでせうなぁ(爆)。あ、第2回文学金魚新人賞の締め切りが迫っております。3月31日までです。みなさんのご応募をお待ちしております。
■ 金井純 BOOKレビュー 『絵のある本のはなし』『No.032 もうひとつの場所 清川あさみ著』 ■