第2回 金魚屋新人賞 応募要項を発表しました。詳細については上の画像をクリックしてください。
また第1回 金魚屋新人賞にたくさんのご応募をいただきありがとうございました。真摯な作品をお寄せくださった応募者の皆様全員に心から感謝いたします。
作家は最初はみな、詩人・小説家になりたいという願望を抱いて作品を書き始めるのだと思います。しかしそのような素朴な願望状態を抜け出さない限り、本当の意味での作家にはなれないと思います。作家は本質的に、誰に促されることもなく書き続けてしまう人、書くこと以外では決して自己を表現できない人を指します。より面白い作品、より優れた作品を模索しながら次から次に書き続けて倦まない人は、社会から認められていなくても既に作家です。洋の東西を問わず、同時代の評価が間に合わなかった作家はたくさんいます。しかし彼らはみな旺盛に書き続けた作家でした。
金魚屋はそのような書くことに憑かれた作家の中から、現時点で最も優れていると思われる作品を世に問うてゆくお手伝いをしたいと考えています。文学の新人賞はスポーツのような勝ち負けでも、ファン投票によって決まる順列でもありません。現代作家は日本文学・世界文学の最先端に位置する創作者たちであり、文学の古典的要素を踏まえながら現代ならではの前衛性・時代性を表現するトップランナーです。金魚屋では年齢や性別、これまでの実績を問わず、そのような優れた作家を見出し一人でも多く世に送り出したいと考えています。
第2回 金魚屋新人賞への新人あるいは新作のご応募を、心からお待ちしております。