連載文芸評論 鶴山裕司著『夏目漱石論-現代文学の創出』(日本近代文学の言語像Ⅱ)(第2回)をアップしましたぁ。リードに『金魚屋プレスより2017年春頃刊行予定の鶴山裕司著『夏目漱石論-現代文学の創出』を先行アップします。なお本書は近代文学批評『日本近代文学の言語像』三部作の中の一冊で、『日本近代文学の言語像Ⅰ 正岡子規論-日本文学の基層』、『日本近代文学の言語像Ⅲ 森鷗外論-日本文学の原像』といっしょに三冊同時刊行されます』とある通りです。

 

鶴山さんは『「夏目学」は(中略)文化・文学史的観点と、テキスト読解(作品読解解釈)の両面からなされてきた』、『本書では、漱石文学を文体構造的に読み解いている。だが(中略)古典作家である漱石の歴史的位置づけは避けて通れず、文体構造分析の前提となる作品の意味解釈も不可欠である。そのため本書は漱石小伝から始め、英文学研究から遺作『明暗』までを年代順に読んでゆく。いわば正面中央突破で漱石文学の全容を明らかにしたい』と書いておられます。ん~この作家は漱石論に限らず〝正面中央突破〟するんだろうなぁと石川は思います。文章に勢いと確信がありますね。

 

鶴山さんはまた、『その間漱石は何をしていたのか。最低限度の文学活動でガス抜きをしながら考えていたのである。それだけ明治は未来を予測するのが難しい時代だった。そしてデビュー後の漱石の軌跡は、彼が考え抜くことによって把握した文学のヴィジョンが正しかったことを証明している。(中略)それは未来へのパースペクティブを持っている。わたしたちは漱石文学を検証することで、わたしたち自身の文学のヴィジョンをつかむことができるだろう』とも書いておられます。多分画期的漱石論になると思います。次回からは『第Ⅱ章 漱石小伝』です。

 

 

連載文芸評論 鶴山裕司著『夏目漱石論-現代文学の創出』(日本近代文学の言語像)(第2回) 縦書版 ■

 

連載文芸評論 鶴山裕司著『夏目漱石論-現代文学の創出』(日本近代文学の言語像)(第2回) 横書版 ■

 

 

第04金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項

第04回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項です。詳細は以下のイラストをクリックしてご確認ください。

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