遠藤徹連載マンガ『キノコの森』『えくすぽえめんたる』&連載小説『虚構探偵―『三四郎』殺人事件―』をアップしましたぁ。金魚屋から『幸福のゾンビ ゾンビ短編集』を刊行しておられる遠藤さんの四コママンガと小説です。『キノコの森』は今回の105回で終了です。『キノコの森』の脱力系マンガが表現の中心なのかと思いきや、『えくすぽえめんたる』は社会風刺系。本当に表現の幅が広い作家さんです。
遠藤さんは小原眞紀子さんと対話『トーク@セクシュアリティ』を連載中の三浦俊彦さんと学生時代からの友人です。三浦先生が由緒正しき偏態であるのは言うまでもないですが、遠藤さんもそーとーに偏態です(もちろん文学的な意味で)。石川、実は三浦さんより遠藤さんの方がずーっと上手の偏態ではなひかと思っております(笑)。
それは『虚構探偵』を読んでいてもわかりますね。テキストクリティックに基づくポストモダン小説なのですが、もっと原初的な憑依の小説でもあります。遠藤さん、ある好みのポイントを見つけると憑依するんだなぁ。『幸福のゾンビ』もそうで、死にきれないゾンビが幸福であるわけがない。でも遠藤さんはゾンビを愛しているのであります(笑)。ゾンビは嫌われ排除される存在ではなく、愛しているのに愛しきれない闇といったところです。遠藤さんは決してありきたりなゾンビ小説はお書きにならない。当然ですが。
■遠藤徹 連載小説『虚構探偵―『三四郎』殺人事件―』(第21回)縦書版■
■遠藤徹 連載小説『虚構探偵―『三四郎』殺人事件―』(第21回)横書版■
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