No.013 佐藤知恵子 文芸誌時評-鴻上尚史「ベター・ハーフ」(小説現代 2022年03月号)をアップしましたぁ。鴻上さんの「ベター・ハーフ」は舞台の小説化です。石川も読んだ記憶がありますが、スラリと読めてしまう良い作品に仕上がっています。さすがですね。
小説に限らず詩も作家はとっても時間と労力をかけて書いています。まあ極端なことを言えば、昨今の〝皆平等風潮〟から言えばどの作品も高く評価されてもいいわけです。ただま、皆平等風潮が隅々まで行き渡れば〝振り出しに戻る風潮〟になるのは目に見えている。暗い面を含む人間の本質を描き出す文学の世界では、最初から本音で勝負した方がいいですね。
年間に最低でも100本くらい小説を読んで、じゃ、記憶に残る作品が何本あるのかくらいでも勝負は決まってしまう。石川もそのくらいは読んでいますが、作家と作品名を言われても内容を思い出せない作品がほとんどです。作品は読者に何らかの強いインパクトを与えなければならない。「ベター・ハーフ」は記憶に残っていますねぇ。
■No.013 佐藤知恵子 文芸誌時評-鴻上尚史「ベター・ハーフ」(小説現代 2022年03月号)■
■ 金魚屋の本 ■
■ 金魚屋 BOOK SHOP ■
■ 金魚屋 BOOK Café ■