ドイナ・チェルニカ著、ラモーナ・ツァラヌ訳、No.014『少女と銀狐』第23-24章をアップしました。『第23章 キツツキはふたたび考えこんで色々たくらむ』『第24章 ねむりの花とイノシシの力が感じられる』です。『少女と銀狐』もじょじょに大詰めに近づいています。このちょっと不思議な物語がどういう結末を迎えるのか、とても楽しみです。
訳者のラモーナさんが来日されたのは2013年だそうですから、今年で6年目です。現在では日本語が話せる、書ける外国人が増えています。ただ日本人でも書くのはからきしダメという人は多い。また書くといっても自ずと専門分野があります。特に文学の世界ではある特殊な能力が必要です。ラモーナさんはじょじょに日本文学の書き方を習得なさっていると思います。慣れる必要があるのです。日本文学のレトリックに慣れて、カタコトっぽい外国人風の日本語を織り交ぜることができるようになれば無敵でしょうね(笑)。
またラモーナさんにはじょじょに創作も発表していただく予定です。外国人が日本語で文学作品を書く場合には、当然メリットとデメリットがあります。ただ文学研究や評論よりも、創作の方が本質的に楽しいのです。この創作の楽しさを、作品が評価されようとされまいと、書くことで実感できる人が、まず創作者のスタートラインに立ちます。それについては日本人だろうと外国人だろうと同じことです。
■ ドイナ・チェルニカ著 ラモーナ・ツァラヌ訳『少女と銀狐』第23-24章 縦書版 ■
■ ドイナ・チェルニカ著 ラモーナ・ツァラヌ訳『少女と銀狐』第23-24章 横書版 ■
■ 第06回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項 ■
第06回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項です。詳細は以下のイラストをクリックしてご確認ください。
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