日本が誇る世界的特殊作家、三浦俊彦さんの連載小説『偏態パズル』(第92回)をアップしましたぁ。蔦崎公一さんは大事件を起こす前に、『ネット大喜利』でおろち系のお題を出題していたのですな。今回はこのお題の成果です。『蔦崎事件の秘密を暴く手掛かりが換喩的にはともかく隠喩的にはこの大喜利内に多数眠っていることは間違いない。(中略)トラップと補助線との相違が一本でも最終確認されたなら、おろち考古学史上最大級の成果と率直に認めるにやぶさかでない専門家は二三にとどまるはずがなかろう』なのでありますぅ。
うんこ目線の人間学がこれまで難しかったのは、人間目線のうんこが多すぎたからな件。
武士の情けの神髄である件。最後のうんこを見届けるのが。
芸術家の嗜みの核心である件。最後のうんこを観察するのが。
人生最大の達成である件。自他の最後のうんこをシンクロさせるのが。 10マイ
うんこしながら死ぬのが、だれしも最大の野望。
死にながらうんこするのは、だれしも見果てぬ夢。な件。
(三浦俊彦『偏態パズル』)
う~ん、うんこアフォリズムであります(爆)。この一つ一つの大喜利といふか、テーゼといふかアフォリズムについて、おろち学会は無際限の注釈を加えることがでけるのでせうなぁ。恐るべきことでありまふ(爆)。
小説では主人公が亡くなるのが最高の贅沢です。『偏態パズル』の主人公はあくまでおろちですが、おろち道に全身全霊を傾けた蔦崎公一さんに続いて、三谷恒明さんもお亡くなりになったやうです。彼らの死が悲劇なのか一種の悟りに近い昇天なのか、いずれ明らかになるだらうと思いますですぅ。
■ 三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第92回) pdf版 ■
■ 三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』(第92回) テキスト版 ■
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