山際恭子さんのTVドラマ批評『No.099 エンジェル・ハート』をアップしましたぁ。日本テレビさんで日曜日23時30分から放送されているドラマです。原作は北条司さんのマンガで、テレビ実写版は上川隆也さん主演です。三吉彩花さん、相武紗季さんらが出演しておられます。そそ、『シティハンター』で主人公・冴羽獠のパートナーだった槇村香は死んじゃったんですよねぇ。悲しひといふか、もったいなひといふか。続き物の小説やマンガ、ドラマなんかで主要登場人物を殺すのは最高の贅沢です。『太陽に吠えろ』(古っ!)などで魅力的な若い刑事の殉職が話題を呼んだ理由でありまふ(爆)。
山際さんは主演の上川さんについて、『上川隆也は・・・ハードボイルドにはぴったりである。・・・とにかく無表情だ。その無表情は殺し屋とか探偵のプロフェッショナルなそれと言うよりはしかし、サラリーマンみたいな感じがする。無表情に意味がないのである。それは非常に得難いものではないか。そういう無意味な無表情というのはほかに橋爪功ぐらいしか思い当たらない。佐藤浩市の無表情は重いし、仲村トオルは苦味ばしっていて、どちらも日常的ではない。とりわけ若い俳優で日常の無為が出せるというのは、いそうでいないものだ』と批評しておられます。冴羽獠は普通の顔した超人ですから、上川さんにピッタリでふ。
ネットなどの影響でテレビを見ない人が増えていると言われていますが、テレビは様々な意味で情報の宝庫です。特にお金をかけ、いい意味でも悪い意味でも世論の圧力を受け続けている民放番組からは、様々な情報を読み取ることができます。石川はこりでもけっこう忙しいのですが、毎日プチッとテレビをつけて見ています。民放ってだいたい5分から10分見ていれば、バラエティでもドラマでも何をやってるかわかるんだなぁ。そりってすごいことです。あ、CSはやっぱまだまだかなぁ。CSでいい番組があると、民放レベルだとか民放よりいいって言いたくなってしまふ。まだアイデンティティが固まっていなひのかもしれまへん。
■ 山際恭子 TVドラマ批評 『No.099 エンジェル・ハート』 ■