三浦俊彦さんの連載小説 『 『偏態パズル』 (第 27 回) 』 をアップしましたぁ。第 23 回掲載の印南哲治さんによる 『少女純潔教育用テキスト』 問題文の完全解答が掲載されましたっ!。不肖・石川も答え合わせをしましたが、71 点でありました。こりは合格なのか、不合格なのかっ!。解答を参照すればなるほど~なのですが、17・肉、19・カニバリズム、23・反転図、25・バナナなどの重要問題を取り落としたのが痛いですぅ (爆)。
そんで印南さんは講義の中で 『象徴ってものはとかく形というか図式というか、現場意識の自発的衝動とは無縁みたいに考えられがちだけどそれは違う・・・形のはっきりした構造はいまだ形の定まらない無意識にこそ深い刻印をきざむ』 と言っておられますが、これは正しいです。原理的思考はまず間違いなく二項対立的です。それを突き詰めて探究した時に初めてポスト・モダン的思想が意味を持つのです。また人間意識を現象界から無意識界に下降していけば、象徴というものの重要さがよくわかります。あ、三浦センセは哲学者ですから、こんなこと書くまでもなかったですね (笑)。
そんで印南さんの講義の核心は、人間同士の無防備かつ無償の愛であります。不肖・石川、このあたりを正確に理解すれば、三浦センセという、暴力的かつ猥雑で、しかも純粋な作品をお書きになる作家がより良く理解できるやうになると思います。この傾向の作品だと 『離婚式』『この部屋に友だちはいますか』などがおすすめです。ぜひご一読を!。
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