三浦俊彦さんの連載小説 『偏態パズル』 (第 20 回) をアップしましたぁ。日本が誇る世界的特殊作家、三浦俊彦センセの新作であります。もう 20 回といふか、まだ 20 回であります。この小説、不肖・石川の編集者的カンによりますと、短い作品では恐らく面白くない。三浦センセにはとことんこのテーマで書いて書いて書き尽くしていただきたひと考えております。
そんで今回は橘菜緒海さんといふ女性が新たな登場人物として出現しましたなぁ。三浦センセの小説世界はホントに面白いです。今回の小説でも 『スカトロフォビア』 『ホモフォビア』 という用語が出て来ますが、忌避・嫌悪などの感情は、なにか本源的なものにつながっているわけです。当然、三浦センセの小説はステレオタイプ的なスカトロ趣味とは一線を画すわけでして、主体としても客体としても男女平等世界であります (爆)。
それにしても 『平準化平均化へ向かう高エントロピー・高ノイズ情報削減状態は、セックス─生殖から帰結する生命育成のエントロピー逓減志向の対極にあり、アートと生命を一時否定する戦略的エポケーにして、最もオーソドックスな瞑想状態に通ずる〈癒し〉文化のエッセンスとして認められうることは確かだ』 というセンセの記述はすんごいな。不肖・石川は今会社の健康診断で検便を命じられているので、癒されながら楽しくつんつんしたいと思いますぅ (笑)。
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■ 三浦俊彦 連載小説 『偏態パズル』 (第 20 回) テキスト版■