山際恭子さんのTVバラエティ批評 『No.019 探偵バクモン』 をアップしましたぁ。NHKさんで放送中の教養バラエティ番組です。爆笑問題の太田光さんと田中裕二さんがメインパーソナリティを務めておられます。石川も時々見ています。東京国立博物館や国会図書館の探訪などは面白かったなぁ。爆笑問題のお二人は教養もあり、シモネタもほとんど言わないので、この番組にはうってつけだと思います (笑)。
不肖・石川、いまだかつて目指したことはないのですが、自分がお笑いになるとすると、どんなタイプになるんだろうと夢想することがあります (爆)。やっぱど~も爆笑問題系になるだろうなぁといふのがいつもの結論です。あ、なれるわけぢゃないですよ。でもま、いつも正論を吐く有吉弘行さんに言わせれば、『爆笑問題くらい売れていて、かつ芸人がああなりたいと決して憧れないコンビっていないよなぁ』 といふことになります (笑)。
爆笑問題の花が太田さんであることは確かで、よく言われるように彼の笑いはクドイ。〝君たち笑ってくれないと僕困る〟 的な畳みかけで、強引に笑わされているところがあります。あるいは太田さんの必死さを田中さんが冷静にスカすことで、ポッカリ空いた弛緩した間が笑いを生んでいると言ってもいいかもしれません。そこんところが爆笑問題独自の強みであり弱みでもあるのでしょうね。
山際さんは 『番組がよくないのでも、爆笑がとりたてて悪いのでもない』 『こんなことを言っても遅いのだろうが、もう少し放っておいてやってほしかった』 と書いておられますが、不肖・石川も同意見ですねぇ。番組的には爆笑問題ははまり役なのですが、お笑いである以上、どこかで予定調和を壊さなければなりません。それが爆笑問題を、いつもの爆笑コンビでなくしてしまっているのでしょうね。
■ 山際恭子 TVバラエティ批評 『No.019 探偵バクモン』 ■