山本俊則さんの連載美術展時評 『No.021 浮世絵師 渓斎英泉』 をアップしましたぁ。歌麿、写楽、北斎、広重は有名ですが、渓斎英泉という浮世絵師は知りませんでした。ま、それが石川が不肖たるゆえんなのですが (笑)。しかしなかなか面白そうなお方であります。
履歴を見ると、英泉さん、現代人でも珍しい破れかぶれの人生です。武士の家に生まれたのに同僚の讒言で地位を失って浮世絵師に転身しています。経緯はわかりませんが、根津で遊郭を経営していた時期もあるようです。そんで同時代では美人画より枕絵(いわゆるポルノグラフィ)の絵師として有名だったみたいですね。その際の雅号が『淫乱斎』って、英泉さん、そうとう自虐的なお方だったようです (笑)。
時評を読んでいると、山本さん、本当に美術がお好きなんだなぁと感じます。画家に対する愛がありますね。あ、後藤弘毅さんの映画評にも映画への愛を感じますです。好きこそものの上手なれってのはホントですね。山本さんや後藤さんの時評を読んで、美術館や映画館に行った気になっている石川は反省しきりでありますぅ。
■ 山本俊則 連載美術展時評 『No.021 浮世絵師 渓斎英泉』■