後藤弘毅さんの連載映画批評 『No.012 『女校怪談』―コリアン・ホラーの台頭』 をアップしましたぁ。『女校怪談』、amazon で検索したのですが、まだ DVD 化されていないようです。『女校怪談』 シリーズの中の何本かは DVD になって出ているようですが。
それにしても後藤さん、よく映画を見ておられますねぇ。いったい年間何本くらい映画を見ておられるんだろう。映画といふものは、見るとなんとなくモノ申したくなるものですから、視聴者全員がプチ批評家だと言えるわけです。でもやっぱりプロとアマチュアの差はあると思います。
その一つは批評に軸が通っているか否かですね。単なる好き嫌いではダメなわけです。後藤さんの映画評はカメラ、物語、俳優の演技と 3 つの柱から成り立っていますが、今回の批評を読ませていただくと、社会文化的な視点もお持ちのようです。『女校怪談』 は、韓国社会の縮図としての映画だと読み解けるようですね。
で、幽霊って面白いですよね。日本と韓国の幽霊は、どうも感じといふか、イメージが似ているようです。中国になるとちょっと違ってきて、悪鬼という感じになります。ヨーロッパでは、幽霊はもう人間と見分けがつきませんね (笑)。ホラーものは、確かに各国、各地域の精神性を色濃く映し出すものだと思いますぅ。
■『No.012 『女校怪談』―コリアン・ホラーの台頭』 URL■