後藤弘毅さんの映画批評 『No.007 『先生を流産させる会』― 普遍的で映画的』 をアップしましたぁ。後藤さんの批評から、この映画はかなりいい仕上がりになっていることがうかがえます。タイトルは挑発的ですが、スキャンダラスな宣伝効果を狙った映画ではないと思います。
ちょい前に 『先生を流産させる会』 を批判している文章を読んだのですが、P.T.A. 的な視線からの批判でした。実際に起こった事件を参考にしている映画なので、そういった批判が起こることは監督さんも承知の上でしょうが、なかなか難しいところです。
映画や小説は、大衆というか、マスの欲望を反映する芸術でもあるので、時事的な題材を取り上げることがあります。それが批判される要因にもなるわけですが、そういった批判が的外れになる作品もあります。
『先生を流産させる会』 はどうやら後者のようです。言葉ではなく、ひたすら映像によって人間の思想や感情が表現されていることは、後藤さんの批評からも読み取れます。実際の事件が忘れ去られた後も、この映画は人々の記憶に残るかもしれません。
PS.
あ、後藤さんから修正原稿がメールされていたのに気づかずに、コンテンツをアップしてしまひました。今、修正してアップし直しました。後藤さん、恐縮です。そんで閲覧していただいている皆様、現在、アップされているのが正しいバージョンですので、よろしくお願いしますですぅ。
■『No.007 『先生を流産させる会』― 普遍的で映画的』 URL■