鶴山裕司さんの連載エセー、続続・言葉と骨董 『第7回 イエズス会の紋章のデルフト耳盃』 をアップしましたぁ。前回に続いてデルフト焼きに関するエセーです。あ、鶴山さんからは数日前に原稿をいただいていましたが、タナカさんの写真撮影が間に合わず、ちょい遅れのアップになりました。連載を楽しみにされていた皆様、ごめんなさい。ま、鶴山さんは原稿遅れ気味ですが、大遅刻ということはなさそうです。予定日の前後にはコンテンツがアップされると思います。
イエズス会のデルフト盃、面白いですねぇ。こんな物が残っているんだぁと思いました。ちょいと値段を聞いてみたのですが、ゲッという金額でございました。う~骨董は恐ろしい。鶴山さんによると、酒盃に使える骨董は、ただでさえ高値の傾向があるのだということでした。イエズス会のデルフト耳盃は「僕の持っている骨董の中で、グラムあたり単価が一番高いものの一つだな」と笑っておられました。グラムあたり単価って、そんな基準、あるんですかぁ。
で、いよいよ懸案の石川の酒杯の写真が送られて来ましたのでアップしますぅ。デルフトと唐津の盃だそうです。といってもデルフト盃は、フランスあたりで作られた可能性もあるとのこと。唐津の盃は呼継ですが、口の周りに鉄の釉薬がかかった皮鯨と呼ばれるタイプのもののようです。鯨の肉を切ると、皮の部分が黒く、身の部分が白いことからの発想のようです。それって雅なのか、下世話なのか、ようわかりません
値段はちょ~高いわけではないですが、うーという感じではあります。デフルトよりも唐津の方が倍くらい高いですね。しかし「まず身銭を切って骨董を買え」という鶴山さんのご命令ですので、どちらか入手しようと思います。「手に取って決めていいよ」ということなので、そのうち実物を見せてもらおうと思います。唐津の方がずっと重いので、「酔っぱらって手元が怪しくなるのなら、唐津の方がいいかも」とのことでした。
あ、鶴山さんは次回もデフルトについてお書きになる予定です。デルフトシリーズ最終回ですね。お楽しみにっ!。