鶴山裕司さんの連載エセー・続続言葉と骨董『第5回 古館九一翁の古唐津』をアップしましたぁ。ど~も鶴山さんは滑り込みがお好きなようですねぇ(笑)。予定より1日遅れのコンテンツアップであります。しかしじょじょに掲載予定日に近づいておりますので、次回は締め切り通りアップされるかもしれませぬ。次は31日ですぞぉ、鶴山さん。
僕は骨董にうといので、古館九一さんを存じ上げなかったのですが、鶴山さんによれば「骨董の世界だけで名前の知れたお方だから、知らなくて当然です」ということでした。小林秀雄や白州正子、青山二郎といったかたがたは、文筆家として活動されたので一般に名前が浸透しているようです。ただ骨董は人と物の記憶の集積なので、古館さんのような民間研究者でコレクターの業績も、骨董の世界ではとても大切なのだといふことでした。
なお骨董の世界で超有名なコレクターに益田鈍翁(孝)さんという方がいらして、国宝級の大コレクションを所有されていたそうです。益田さんの子孫の方が、歌手の岩崎宏美さんの元の旦那さんだそうです。思わず「へ~」とボタンを連打したくなるやうなトリビアでした(笑)。
で、鶴山さんに、「気になるコレクターとかいるんですか?」と質問したら、「川端康成」というお答えが返ってきました。おおっ、ノーベル賞作家さんは骨董がお好きだったのですねっ!。
「そのココロは?」
「気持ち悪いから」
「へ?」
「川端さんのコレクションって気持ち悪いんだよ。骨董みたいな感じ。骨董みたいに得体の知れない感じが漂ってるんだね。あれは気持ち悪い」
「む~ん・・・」
よくわからない会話でしたが、いずれ川端さんについてもお書きになると思います。そうとう気になっている感じでしたから。
あ、僕が鶴山さんにお願いしている酒器はまだ決まっていません。「石川さんは、たくさんお酒飲むから、伊万里の蕎麦猪口とかでいいんじゃない?」と鶴山さんはおっしゃったのですが、「陶器がいいですぅ。エセーでお書きになってた、作為を感じさせない作為のある陶器、探してください~」とお願いしておきました。もしかしたら古唐津かなっ。楽しみですぅ。