水野翼さんの『小説現代 2012年4月号』の時評をアップしましたぁ。水野さん、お疲れ様です。『小説現代』、ど~も今回はとらえどころのない内容だったやうですね。
編集者の僕が言うのもなんですが、雑誌は「雑」です。すんごい極端なことをいうと、何が掲載されていてもよろし。古い文芸誌を手に取ると、これはどなただろうっていふ著者の方の作品がいっぱい執筆されております。戦前とかの話ではありません。ほんの10年ほど前の雑誌でもそうです。
もちろん作家も著者も努力して原稿を仕上げて掲載しているのですが、雑の集積の中から金が生まれるかどうかは後にならないとわかりません。でも雑の地層の中に金脈が多く含まれれば含まれるほど、それはいい雑誌だと言われるようになるわけです。文芸誌は厳しい時代が続いていますが、時評者の皆様、暖かい目で見守りましょうねっ。
そんで昨日ようやく寺田農さんのインタビューをアップしたのですが、久しぶりの文芸誌時評以外のコンテンツでした。こういうの、編集者としては気になるんですよねぇ。もっとバラエティに富んだ誌面といふか、画面表示にしたひ。文芸誌陣営以外の著者の皆さん、とっとと原稿を書くやうにっ><!。金魚さん(齋藤都代表)は達観主義ですが、石川は気が短いので暴れ出さない前にメールするのぢゃぞっ。
で、そろそろお花見シーズン開幕であります。石川はもう2回花見をしましたぞっ。わたくしの場合、お酒の席が好きといふより、お酒そのものが好きなので、飲めればなんでもい~のですが、やっぱり大手を振って外で飲めるといふのは嬉しいものです。でもみなさん、お酒の飲み過ぎには気をつけませう。
あ、ちゃんと文学金魚の仕事はしますからね。近日中に小説原稿をアップしていく予定です。Recent Entriesやスライドショーの表示が変わるのが僕は嬉しくてたまんないのですなぁ。
文学の世界のジャーナリズムって、あるといえばあるし、ないといえばない。作家の集団意識がジャーナリズムを作り出すこともあるし、メディアが仕掛けて作ることもあります。両者がうまくリンクした時に、文学ジャーナリズムは一番盛り上がるわけです。
文学金魚も小さいとはいえ一つのジャーナリズムです。執筆陣の皆さん、がんばって。僕も金魚さんといっしょに仕掛けていきますぞっ。