山際恭子さんのTVドラマ批評『No.175 アイ〜私と彼女と人工知能』をアップしましたぁ。月曜24:25から放送されているフジテレビさんの深夜ドラマです。香里奈、池田エライザ、志尊淳さんらが出演しておられます。
山際さんは『細かい話だが、フジテレビの公式サイトではタイトルは『アイ〜私と彼女と人工知能〜』になっている。だがそこに貼られた動画の上のキャプションは『アイ〜私と彼女の人工知能〜』である。「私と彼女と」か「私と彼女の」か。どちらがいいか考えたが、結論が出ない。こういうことはめったにないが、つまり完全に「どっちでもよい」。これはすなわち「どうでもいい」』と批評しておられます。テレビドラマではたまにあることですが、ちょっとフジテレビさんの低迷を連想してしまいますねぇ。
どんなビジネスでも今日と明日が問題になります。今日・明日利益を上げられなければ組織は存続できません。じゃあどうやって利益を上げるのかという議論になるわけですが、明後日の、つまりは未来のヴィジョンについてはたいてい意見が分かれます。当然ですね。当たる保証はどこにもないんですから。だけど昨日のことはみんなよく覚えている。だから確実に当てようとすると、どうしても過去のコンテンツや、当たったコンテンツの〝筋〟を踏襲しがちになる。
どんな組織でも保守と急進派のせめぎ合いになるわけですが、要はバランスです。保守に傾きすぎても急進一辺倒でもうまくいかない。しかしこのバランスの取り方が意外と難しい。部署の責任者や経営者の度量が如実に反映されてしまう微妙な領域です。すべてのコンテンツは過去を引きずりながら、ほんのちょっとの未来を取り入れて新しいコンテンツを作り出します。テレビでも出版でも同じことですね。
■ 山際恭子 TVドラマ批評『No.175 アイ〜私と彼女と人工知能』 ■
■ 第05回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項 ■
第05回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項です。詳細は以下のイラストをクリックしてご確認ください。
■ 予測できない天災に備えておきませうね ■