原作・小原眞紀子、作・露津まりいさんの連載サスペンス小説『お菓子な殺意』(第16回)をアップしました。小原眞紀子・露津まりいさんコンビのサスペンス小説は安定しております。主人公の彩子はどんどん追い詰められてゆくのです。ほんでお二人のことですからきっとどんでん返しがあるに違ひない。楽しみですぅ。
〝文学とはなんぞや〟〝その本質はなんぞや〟という問いかけは、けっこう本質的なものだと思います。もちろん人それぞれ答えを持っていていいわけですが、漠然とであれ一定の答えを作家それぞれが持っていないと長い期間にわたって作品を書いてゆくことは難しいだろうと思います。
石川も自分なりに答えを持っていますが、それを書くのは編集者としては出しゃばりすぎですね。ただま、文学の本質を考えてゆけば、まず最初に引き算を行うことになると思います。楽しければいいのか、おもしろければいい文学なのかと言えば、多くの人がそれだけじゃね、と言うと思います。難しそうな高尚な内容がいいのかと言っても、うーん、ちょっと違うよねという感想を抱く人が多いでしょうね。むしろ古典文学とみなされている作品は、意外と平明で簡単な内容や書き方である場合が多いです。
そういった引き算をしてゆくと、サスペンス、ホラー、推理、純文学といった小説内ジャンル分けや、詩と小説といったジャンル区分はどんどん薄れてゆくと思います。最後にちょっとだけ残ったものが文学、つまり文字でしか表現できない人間の貴重な精神の軌跡ということになると思います。まずそこまで考えて、そこから作家それぞれの個性を発揮してゆくのがいいのではないでしょうか。文学金魚はそういった作家の文学に対する確信のようなものが伝わってくる作品なら、ジャンルを問わずWelcomeなのでありますぅ。
■ 原作・小原眞紀子 作・露津まりい 連載サスペンス小説『お菓子な殺意』(第16回) (縦書)版 ■
■ 原作・小原眞紀子 作・露津まりい 連載サスペンス小説『お菓子な殺意』(第16回) (横書)版 ■
■ 第05回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項 ■
第05回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項です。詳細は以下のイラストをクリックしてご確認ください。
■ 予測できない天災に備えておきませうね ■