岡野隆さんの『詩誌時評・句誌』『No.071 「俳句入門」特集(角川俳句 2017年02月号)』をアップしましたぁ。櫂未知子さんと岸本尚毅さんの初心者向け俳句入門を取り上げておられます。どの句誌でも俳句初心者入門特集や記事は盛んです。メインコンテンツだと言っていいでしょうね。でもまーそれ以外の試みを存分に為すメディアも俳句の世界には必要でしょうね。
石川も俳句の世界といふか、俳壇がとぉってもメンドクサイ場所であることを、よーく知っております。ホントに〝創作をやりたい作家〟は、とてもぢゃないけど俳壇にはいられないだろーなー。持って生まれた資質がすんごく俳句向きという人はいると思いますが、それでも別の文学ジャンルで仕事したり、文学以外で生きがいを持って、その傍ら俳句を書く方が精神的健康を保てると思います。俳壇どっぷりになると精神を病みそうだな(爆)。
俳句ってものすごく幅の広い魅力的ジャンルです。中核になるのは芭蕉や蕪村から続く〝俳句文学〟ですが、挨拶の句も捨てがたい。名所に行くと、例えばここで芥川龍之介がこういう句を詠みましたという碑が立っていたりします。しょーもない句なんですが、それも俳句の効用です。散文でグタグタ説明するよりずっといい。
そういう清涼剤的側面も俳句にはあるんですが、現実は虚子の時代からドロドロ集団だなぁ。俳壇は構造的にも質的にも変わった方がいいと思いますが、それは俳人がやらなきゃどーにもならんでしょうね。金魚屋は俳壇ではなく、俳句を外部から見て、その本質なんかを論じていきたいと思いますぅ。
■ 岡野隆 詩誌時評『句誌』『No.071 「俳句入門」特集(角川俳句 2017年02月号)』 ■
■ 第05回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項 ■
第0回 金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項です。詳細は以下のイラストをクリックしてご確認ください。
■ 予測できない天災に備えておきませうね ■