山際恭子さんのTVドラマ批評『No.139 グ・ラ・メ』をアップしましたぁ。テレビ朝日さんで、金曜日夜23時15分から放送されていたドラマです。剛力彩芽さん主演で滝藤賢一、高橋一生、新川優愛、小日向文世さんらが出演しておられました。原作は作・西村ミツル、画・大崎充さんによる同タイトルのマンガです。総理大臣の命で官邸料理人になった女の子の活躍を描いたドラマです。
山際さんは『このドラマのキャスティングは虫が好く。(中略)小日向文世をキャスティングした、というところが結局、キャスティングの妙味というものだし、(中略)このドラマで際立つのはその総理大臣の品のよさで、そうか、小日向文世というのは品のよい俳優だったのだ、と初めて気がつく』と書いておられます。ん~そうなんだよなぁ。小日向さんとか、ちょいと年上の俳優さんだと、橋爪功さんとかが出演しておられると、石川もついドラマを見てしまふのであります。
んで主演の剛力彩芽さんについては、『なんでこんなに上手い必要があるのかと思うような、エンディングに流れるダンス。まあ、どこをとっても得がたいコなのだ。それを美人じゃないとか、自分たちとたいして変わらないみたいに思うのが若いもん特有の勘違いだ。ネットに書かれている「事務所のゴリ押し」って、オスカープロモーションだよ。オスカーにゴリ押しされる存在って、すでにたいへんだとわからないか』と批評しておられます。おっしゃる通りですぅ(爆)。
山際さんはまた、『大人になれば、ネットに書き込む暇はなくなる』と書いておられますが、ドラマに限らず好き勝手言えるのは外野にいる時だけです。批評は原則として、作者を目の前にして、書いたことと同じことを言えなければ書いてはいけないのです。表舞台で活躍している作家は、目の前に座っていればすぐにわかりますが手強いです。大胆なのを批評だと勘違いしている方は多いですが、優れた批評家は本質的に繊細で用心深い。本人を目の前にしてひるむようでは批評など書かない方がマシです。
■ 山際恭子 TVドラマ批評 『No.139 グ・ラ・メ』 ■
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