寅間心閑さんの『寅間心閑の肴的音楽評』『No.007 ギタリストのソロアルバム』をアップしましたぁ。今回から『寅間心閑の肴的音楽評』といふ目次を立てて寅間さんの音楽批評を掲載します。リニューアル第一弾は『ギタリストのソロアルバム』です。真島昌利、スティーブ・クロッパー、キース・リチャーズのソロアルバムを取り上げておられます。
真島さんは元ブルーハーツで、現クロマニヨンズのギタリストです。キース・リチャーズはストーンズですね。スティーブ・クロッパーはご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、ブッカー・T&ザ・MG’sなどのバンド活動はもちろん、スタジオやセッションギタリストとしても有名です。オーティス・レディングやブルース・ブラザーズのバックバンドのギタリストでもありました。忌野清志郎さんのアルバム『Memphis』のプロデューサーでもあります。
さあ、朝から呑む。何時にしよう。11時? そりゃ昼だ。ダメ。10時も却下。デパートじゃあるまいし。ここはやっぱり一桁、9時からにしましょう。
若い頃、朝9時に呑んでたら、それは四、五軒目。ベロベロ。でも今は違う。これから一軒目。平日の満員電車に乗れるくらい健康。起きたてだから意識明瞭、周囲の会話もよく聞こえる。後ろに立ってる女性二人は、なかなか曲名が思い出せない。
「ほら、マッチさんの曲で、フラメンコっぽいヤツ」
「うん、待って。絶対思い出せるから」
答えは分かったが、突然教えたら不審者だ。ぐっと堪えて池袋で下車。正解を口ずさみながら、北口を出てすぐの居酒屋「D」へ。食券買って、卓番号を記入して、券置き場に置いてからカウンターに着席。24時間営業だから客層も様々。今朝は平和。本日、私の口開けは200円の酎ハイで。
(寅間心閑『ギタリストのソロアルバム』)
朝9時から電車に乗って、池袋の大衆酒場に飲みに行く小説家、いいですねぇ。続きが読みたくなるエセーの冒頭です。さすが小説家だなぁ。でも飲み過ぎには重々注意しませう(爆)。
■ 寅間心閑 『寅間心閑の肴的音楽評』『No.007 ギタリストのソロアルバム』 ■
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