露津まりいさんの連載サスペンス小説『贋物師-フェイク・マスター』(第25回)をアップしましたぁ。『贋物師』、いよいよ大詰めです。なにせ成田まで来ちゃったんですから。後は逃げるか捕まるかですね(爆)。でも露津さんのことだから、それ以外の展開になるかもしれません。『贋物師』、テクニカルな意味でもかなり完成した高度な作品です。
厳密な決まりはないですが、小説ではストーリーとプロットを分けます。ストーリーはいわゆる物語の筋書きです。基本的に時間軸に沿って展開します。プロットはいわゆる因果関係です。ストーリーが展開・散開した物語要素を、一つの焦点に向けて練り上げていきます。人気バラエティ番組の『すべらない話』を見ていてもわかりますが、ストーリーはあるけどプロットがない話は、完成度が低いと評価されます。もっともお笑いの場合、あえてプロット抜きで笑いを取ろうとする場合もありますが。あ、このテクニックは小説でも使われてるなぁ。
『贋物師』は三人称一視点小説ですが、ある骨董屋と懇意になった女性が、骨董屋から『贋物師』の話を聞くといふ形式を取っています。この二重構造、けっこう曲者です(笑)。サスペンス小説らしく、『贋物師』にはいろんな要素が散りばめられていますよ。ほんでもまず雲間さんがどーなってしまふのか、石川はちょ~気になっているのでありますぅ。
■ 露津まりい 連載サスペンス小説 『贋物師-フェイク・マスター』(第25回) pdf 版 ■
■ 露津まりい 連載サスペンス小説 『贋物師-フェイク・マスター』(第25回) テキスト版 ■