鶴山裕司 連作詩篇『聖遠耳 日日新』No.028『リリアナ・エクスプレス・トレイン』をアップしましたぁ。『おこりんぼうの王様』から意識的に自由詩を書いておられますが、独自の書き方に達したという感じがします。普通の抒情詩じゃないな。人によっては抒情詩の範疇に入らないかもしれない。ただなんの変哲もないようですがこの書き方は新しい。
『聖遠耳 日日新』連作にはある程度長い詩にするというコンセプトがあります。80行くらいがアベレージですが、今回の『リリアナ・エクスプレス・トレイン』は108行。一篇の自由詩としてはかなり長い。
文学金魚で定義している、入沢康夫・岩成達也を代表とする〝狭義の現代詩〟で100行の詩を書くのは難しい。それをちゃんと読ませるのはもっと難しい。最大の理由は実質的に現代詩がその役割を終えてしまったからです。現代にアップデートしていない。今現在も全盛期の現代詩の亡霊のような〝現代詩〟が盛んに書かれ続けていますが、そんなことをしていたら自由詩はさらに衰退するでしょうね。
鶴山さんの100行の抒情詩の特徴はまず言語的豊かさにあります。起伏がありサラリと読めて面白い。詩の書き方は時代によって変わります。その変化は短歌・俳句・小説より激しい。岩成達也が定義したように〝一つの新しい時代には新しい一つの詩の書法が対応する〟のが理想です。鶴山さんの『聖遠耳 日日新』はそういう試みです。
■鶴山裕司 連作詩篇『聖遠耳 日日新』No.028『リリアナ・エクスプレス・トレイン』縦書版■
■鶴山裕司 連作詩篇『聖遠耳 日日新』No.028『リリアナ・エクスプレス・トレイン』横書版■
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