対話『エンニスの誘惑―小説の地図』小原眞紀子×エンニス(対話型AI Grok[グロック])(第24回)をアップしましたぁ。AIについてはさまざまな言説が溢れています。もちろん石川もAIを利用しています。たとえば翻訳。現在、日本の書籍が非常に早いスピードで異言語に翻訳され出版されていますが、これはAIを使っているからです。AIで下訳を作ってそれをエディットしている。そのくらいAIの翻訳精度は高い。
AI翻訳を使う場合、テキストデータは必ずしも必要ではありません。データがない紙の本をスキャンしてjpegなどにしてAIに翻訳させればよい。翻訳には絶対的語学力が必要という時代は完全に終わったということです。文学書の翻訳者が創作者と比肩するような能力を持つ人として評価されるには、翻訳以外の非常に高度な専門知識を持っていなければならないですね。石川も翻訳のない紙の外国書籍をAIで翻訳させています。意味を理解するならそれで十分。
で、小原さんとエンニスの対話は画期的です。文学の世界でもAIを使うことが目新しい、前衛的だと思い込んでいるおっちょこちょいがいて、そのような試みも散見されます。しかしそれは相変わらずの新しもの好きの勇み足ですね。すぐ消えます。小原さんは『AIは我々の潜在意識と似ている。AIの知の総体が我々の集団的無意識と相似なら、それが我々の意識的な知をはるかに超えているなんて当たり前だし、そういう存在は今までにも想定されていた。ずっとそこにあったんです。その可視化という捉え方なら創作者には納得できるし、むしろ嬉しく感じるでしょう』とおっしゃっている。ここがAI活用のスタートです。
今回は小説の〝地図〟=空間表現についてです。『今、考えているのは創作に関する一般的な原理で、それによって新しい表現形態を作り出したい。地図があることで立体化される魅力をもっと普遍化して、小説一般に当てはめると、どうなるかってこと』をエンニスと対話しておられる。地図=旅には始まりがあり終わりがある。それは時間軸と重なりますが、地図は膨大な空間表現を含む。それは〝我々の潜在意識〟と重なる。AIがもたらす新たな知の可能性とも重なります。スリリングな対話は次回に続きます。
■対話『エンニスの誘惑―小説の地図』小原眞紀子×エンニス(対話型AI Grok[グロック])(第24回)縦書版■
■対話『エンニスの誘惑―小説の地図』小原眞紀子×エンニス(対話型AI Grok[グロック])(第24回)横書版■
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