露津まりいさんの連載サスペンス小説『贋物師-フェイク・マスター』(第26回 最終回)をアップしましたぁ。長らく連載してきた『贋物師』も最終回です。大きなどんでん返しが起きてますねぇ。不肖・石川もびっくらです。やっぱこの作品には構造があるなぁと思いました。サスペンス小説ですからストーリーも大事ですが、もっと重要なのは主要登場人物たちの関係性であり、それが作品にこめられた作家の思想的一貫性になっていると思います。
ほんで露津まりいさんの『贋物師』は近いうちに単行本化される予定です。文学金魚ではギリギリのところまで公開させていただきましたが、単行本にはさらなるどんでん返しが待ちかまえています。どうぞお楽しみにしていてください。
で、インターネットだけでなく出版の現場もデジタル化が進んでいて、印刷・配本以外の作業はすべてデジタル処理できるやうになっております。こりは長年石川が待ち望んでいたことであります。原稿用紙や万年筆と同様、鉛の活版に愛着を持っている作家や読者もたくさんいらっしゃると思いますが、石川は〝んなもん文学的雰囲気(アトモスフィア)ぢゃぁ!〟と叫んでしまひそうになるんですね。手書きや活版印刷で良い作品になるなら世話はないわけです。
従来より大幅に作業効率がアップしたデジタル化ですが、ほんぢゃあ作業量が短縮されたかといふとそうでもない。確かに時短はされたんですが、活版なら諦めたり気にしなくてよかったことにも注意しなくてはならなくなっちゃいました。作業時間はむしろ増え気味だなぁ。あ、コストは大幅に下がりました。ですからコストは下がり、作業時間は従来通りかそれ以上ってことで、けっこう大変なのであります(爆)。石川、頑張りますぅ。
■ 露津まりい 連載サスペンス小説『贋物師-フェイク・マスター』(第26回 最終回) pdf 版 ■
■ 露津まりい 連載サスペンス小説『贋物師-フェイク・マスター』(第26回 最終回) テキスト版 ■