田山了一さんの TV ドラマ批評 『No.011 ゴーイング マイ ホーム』 をアップしましたぁ。是枝裕和さんが初めて監督・脚本を手がけたフジテレビさん放映のホームドラマです。不肖・石川も見ましたが、まず豪華な俳優陣に驚きました。阿部寛、山口智子さんが夫婦役で、宮崎あおい、西田敏行、吉行和子、YOU さんなどが出演されています。映画なみのキャスティングですねぇ。
脚本はもちろん、映像も映画的でした。なにか現代の 『東京物語』 を見ているような気がしました。主演の阿部さんは、ほとんどドーランなんかを塗らずに素顔のままだったんぢゃないかなぁ。なぜこの物語 （ドラマ） が終わらなきゃならないんだろうとまぢ考えましたもの。ずっと見ていたいドラマでした。
田山さんが書いておられますが、是枝作品には 『死者の視点から生の時間を見下ろす静けさといったもの』 があると思います。『花よりもなほ』 のように、赤穂浪士の討ち入りを背景にした映画でも、立ち回りより静かなシーンの方が心に残ります。またテレビドラマでこれだけ自分の美学を貫き通せる是枝さんは偉いっ！。次回作も是非見たいと思いますですぅ。
■ 田山了一 TV ドラマ批評 『No.011 ゴーイング マイ ホーム』 ■
