『おいしい文学レシピ(第四回)『向田邦子の肉豆腐、あるいは台所の記憶について』三日月クイイジーヌ』『りょんさんの連載マンガ 〝もしかして文豪ちゃん?〟(No.004)』『No.005 天野ルミナ 2026年10月の文学星占い』をアップしましたぁ。
三日月さんは向田邦子のエッセイに登場する肉豆腐について書いておられます。「向田家の食卓がいかに父親という存在によって支配されていたかがわかる。気難しく、短気で、しかし家族思いでもある父が、好みの味に少しでも外れると不機嫌になる。そのプレッシャーのなかで、母は毎日台所に立ち続けた。向田はそれを、批判するでも美化するでもなく、ただ正確に書く。その正確さが、読む者の胸を打つ」とある。
石川、文学メディアの編集者なので社会的ジェンダーにはあまり興味がありません。社会的権利としては男女平等が当然と思います。しかしそれを生活の隅々にまで浸透差せる必要はない。浸透させることもできない。コンサートや劇場、美術館に行っても女性の方が多いですね。温泉や食についてもそう。男は飲み屋にしかいないんじゃないかって思うくらひです(笑)。
一昔前に自由詩の世界で女性詩の時代がありましたが、今の文学は女性作家全盛だと思います。男性作家はその最大の得意分野である社会を捉え切れていない。もち社会的軋轢に悩む男性的作品がヒットすることもありますが、現代社会の本質を射抜いているとは思えない。ただ文学が女性性に留まってばかりいると平板になる。そこから立体的に文学を持ち上げてゆかなければならないわけですが、矛盾した言い方になるかもしれませんが、そのヒントは女性性を真正面から捉えることにあるんじゃないかと思ったりするわけです。
■おいしい文学レシピ(第四回)『向田邦子の肉豆腐、あるいは台所の記憶について』三日月クイイジーヌ■
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