山際恭子さんのTVドラマ批評『No.136 でぶせん』をアップしましたぁ。huhuさんオリジナルドラマですが、日本テレビでも不定期で放送されています。森田甘路さん主演で大澤玲美、渡辺邦斗、渋谷謙人、寺川里奈、川嶋秀明、スマイリーキクチさんらが出演しておられます。原作・安童夕馬、作画・朝基まさしさんのマンガが原作です。森田甘路さんは、ケラリーノ・サンドロヴィッチさん主宰のナイロン100℃の俳優さんです。女装がけっこう似合うなぁ(爆)。

 

自殺しようとしたコスプレ趣味のキモオタ男が、たまたま富士の樹海で白骨死体化していた女性教師の身分証を発見し、その女性教師として生きるドタバタコメディです。山際さんは『生徒は思い通りにはならない。思い通りにしようとすればするほど、思い通りにならなくなる。したがって思い通りになる確率は、いくら情熱を傾けたところで、何も意図しなかったのと同じ結果になる。きわめて合理的なことだ。つまりドラマのバカバカしさが、そのまま教育というもののバカバカしさのパロディになっいるわけで、なかなか深遠ではないか』と批評しておられます。

 

まあそのとおりですね。教育者に情熱は必要ですが、教育は本質的に〝学ぶ力〟です。当人が学ぼうとしなければ、いくら情熱を傾けても徒労になることはしばしばです。逆に言えば、学ぶ力さえあれば、ダメダメの反面教師からでも学ぶことができる。文学といった、評価が曖昧なジャンルではなおのこと学ぶ力が試されますね。考え抜いて実行に移し(作品を書き)、結果を残す。たまさかの小さい成功など文学者にはあまり意味がありません。〝知〟に関わる仕事をしているという自負があるならなおのこと、知性の筋道がはっきり見える仕事をしなければなりません。

 

んで石川もたまたま地上波で『でぶせん』を見ました。山際さんは『Hulu 肝入りのオリジナルドラマはといえば、その情熱が教育に対するのと同様に、ちょいと空回りしている感がある。配信しかしてこなかった立場でドラマを制作するとなったら、新米教師のように張り切るのは当然かもしれないが、そこは主人公を見習うべきだろう』と書いておられます。石川もちょっと力が入り過ぎかなぁと思いました。でも場数を踏んでゆけば落ち着く所に落ち着くでしょうね。

 

 

山際恭子 TVドラマ批評 『No.136 でぶせん』 ■

 

 

第04金魚屋新人賞(辻原登小説奨励賞・文学金魚奨励賞共通)応募要項

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