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 神奈川近代文学館で、日本民俗学の創始者・柳田國男(1875~1962)の生誕140年を記念する展覧会が開かれています。

 

 若き日、文学に親しみ、抒情詩人として高い評価を得るものの、柳田は文学者としての道を選ばず、幼少時に体験した飢饉などの社会問題に立ち向かうため官僚を志しました。全国の山村を視察するなかで、その土地土地に根ざし、育まれた文化や風習に触れ、やがて民俗学という新しい学問を体系化していくこととなります。1910年(明治43)に刊行した『遠野物語』は、岩手県遠野に伝わる昔話、説話などを記録したものですが、その詩情にみちた文章から文学作品としての評価も高く、時代を超え、今も広く読み継がれています。

 柳田の思考の根底には、常に貧困や差別などを内包する社会への問題意識がありました。それは、現代社会が抱える課題にも通じ、その時どきに発せられた柳田の言葉は、今を生きる我々にも大きな示唆を与えます。

 本展では、柳田民俗学の出発点ともなった原体験から、日本人の源流を考究した最晩年の著「海上の道」へと至る87年の生涯を概観するとともに、幅広い読書経験、深い学識に支えられた著作の魅力を探り、その現代性を見つめ直します。

神奈川近代文学館 柳田國男展紹介文より

 

 優れた文学者や学者の業績を振り返る展覧会は文学館ならではのものです。特に今回は柳田に関する資料が数多く集められています。お近くにお越しの際は、是非神奈川近代文学館に足をお運びください。元町・中華街駅下車徒歩10分ですが、近くにはアメリカ山公園、外人墓地、港の見える丘公園などがあります。もちろん元町商店街や中華街もすぐそばです。

 

【会期】

2015年(平成27年)10月3日(土)~11月23日(月・祝)

休館日は月曜日(10月12日、11月23日は開館)

 

【開館時間】

午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)

 

【会場】

神奈川近代文学館第2・3展示室

 

【観覧料】

一般600円(400円)、65歳以上/20歳未満及び学生300円(200円)、高校生100円、中学生以下無料 *(  )内は20名以上の団体料金。また東日本大震災の罹災証明書、被災証明書等の提示で無料

 

 

 

 

 

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