大野露井さんの連載詩篇 『空白』 『第 004 回 Ⅲ 色』 をアップしましたぁ。早いものでもう第 4 回ですねぇ。どんどん書ける作家さん、石川は大好きです。作家によって書ける時期は違うと思いますが、文学金魚では今現在、一定レベル以上の作品を量産できる作家を起用していきたいと思います。
本当に優れた作品が評価されないことはないと思いますが、それなりに優れた作品が正当な評価を受けるかどうかは微妙です。また優れた作品は、一定レベル以上の作品を書けない作家には生み出せないのが普通です。現在のように文学作品の評価基準が揺らいでいる状況では、圧倒的な筆力で作家が力を誇示していくことも必要だと思います。
そんで大野さんの今回の作品は『色』が主題ですね。言葉の意味やイメージを援用して詩行を紡いでいく詩人ですが、徐々にその焦点が絞られていくところが作家の腕の見せどころだと思います。最終行の 『色が溢れている/抱いてくれ』 はけっこう思いきった行かも (爆)。一種の密室描写でエロチックな詩篇かもしれません。
■ 大野露井 連載詩篇 『空白』 『第 004 回 Ⅲ 色』 pdf版 ■
■ 大野露井 連載詩篇 『空白』 『第 004 回 Ⅲ 色』 テキスト版 ■