小原眞紀子『文学金魚らじお Web3.0時代のコミュニティ(18)感情的な知性』をアップしましたぁ。今回はコミュニケーションにおける『感情的な知性』のお話です。ChatGTPなどAIが物凄い勢いで発達しながら普及していますが、AIは言うまでもなく人間の知性を模倣し新たな展開を助けるためのツールです。地球が滅亡しなければ何万年後かには人類はAIの中にしか存在しなくなる可能性もゼロではないですが、今のところそれは正真正銘のSFであります(笑)。
人間知性の指標はIQで表されるわけですが、小原さんは『社会的な達成はIQではなくて、もしかするとEQと呼ばれるものかもしれない。心の知能指数、コミュニケーション能力も含めてのことを指すんだろうなと思うんです』とおっしゃっています。これは確かにそうですね。人間社会で生き残り頭角を現すためにはコミュニケーション能力が不可欠です。かわいいだけじゃダメかしら、ならぬ、IQ高いだけじゃダメかしら、ですねぇ。
小原さんはここから始めて『一般的に言う〝感情的〟とは論理的ではないという非難である』とまず定義します。つまり感情と呼ばれるエモーションは論理と対立する。しかし人間社会で説得力ある論理はエモーショナルなものです。演説かプレゼンとかね。それは多くの人を動かす。ここから考えてゆくと『感情的になるなよ』といった言葉は『あなたは私の感情を傷つけてるからやめてくれ』に近くなり論理的に正しいかどうかは関係ない。エモーションにエモーションで対抗しているだけ。
ネットのサイバー空間でも感情的対立――エモーションVSエモーションが頻繁に起こります。そうなると論理的に正しいかどうか、なにを求めて議論しているのかわからなくなってしまう。サイバー空間の良好なコミュニティ構築にはエモーションの制御と活用が不可欠、というのが小原さんの今回のお話のかなめ。勉強になりますぅ。
■小原眞紀子『文学金魚らじお Web3.0時代のコミュニティ(18)感情的な知性』■
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