
ピー子 『すばる』2026年8月号、7月6日発売。新連載で宮本輝さんの「花園を探せ(1)」からスタート、嬉しい開幕。宮本輝さんは1947年兵庫県生まれの直木賞受賞作家で、『泥の河』『螢川』などで知られる重鎮。人間の内面や家族の絆を温かく、時に厳しく描く作風が魅力よ。
ヨミ太 創作では小野正嗣さんの「夏の納屋」と木村紅美さんの「白鳥たちはただ渡る[350枚]」。小野正嗣さんは1967年東京都生まれ、静かな日常に潜む不穏や人間心理を丁寧に描く作家。木村紅美さんは新鋭で、長めの作品で注目されてる人だね。島尾伸三さんの掌編小説集「奄美の宙(前編)」も楽しみ。
ピー子 『宮﨑駿の詩学』『夜の恩寵』W刊行記念対談、赤坂憲雄さんと三浦しをんさんの「豊かな読みの世界への誘い」。赤坂さんは人類学者・思想家、三浦しをんさんは『まほろ駅前多田便利軒』などで人気の小説家。ジブリと文学の交差点みたいな対談、面白そう!
ヨミ太 すばる海外作家シリーズでマリア・ジュディッテ・デ・カルヴァーリョさんの「アルミンダ嬢さん」(訳・解説/木下眞穂)。ポルトガル文学の佳作を紹介してくれるね。

ピー子 最終回が武田砂鉄さんの「ルサンチマンをぶち壊せ(12)」。武田さんは批評家・エッセイストとして社会や文化を鋭く、ユーモアを交えて論じる人。連載陣も豪華で、町屋良平さんの「言葉と太陽(5)」、髙樹のぶ子さんの「小説 紫式部 墨染(7)」、山内マリコさん、金原ひとみさん、高山羽根子さん、滝口悠生さん、奥山裕介さん、宇野常寛さん、姜尚中さん……多彩だね。
ヨミ太 連載コラムも影山知明、梅佳代、年森瑛、安達茉莉子、小津夜景、高羽彩、朝吹真理子、辻山良雄、エリザベス・コールとバラエティ豊か。カラーグラビアは久栖博季編「日日是好日」、プレイヤードで演劇・美術・映画・本のコーナーも充実。丘田ミイ子さんの演劇、山本聡美さんの美術展、野崎歓さんの映画、畠山丑雄さんや渡辺祐真さんたちの書評など、横断的に文学・芸術を楽しめる。
ピー子 夏号らしい開放感と深みのある内容。宮本輝さんの新連載を追いながら、海外文学や対談で世界を広げて……読み応え抜群だわ。カフェで冷たい飲み物片手に、ページをめくりたくなる号ね。
ヨミ太 『すばる』はいつも新鮮さと伝統のバランスがいいよね。この号も文芸の現在地を感じさせてくれる。
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