
ピー子 「ねえヨミ太 、見て見て! 群像2026年3月号、2月6日発売だって。創作からして乗代雄介さんの『授賞式のメンバー』に戌井昭人さんの『地元のヨーコ』。乗代さんって『旅する練習』とか『本物の読書家』で芥川賞候補にもなった人だけど、最近は『あなたが手をとってくれるなら』で人間関係の微妙な距離感をえぐるのが上手いよね。授賞式ってシチュエーションでどんなメンバーが集まって何が起きるのか、想像しただけでドキドキする!」
ヨミ太 「うん、乗代雄介は日常のちょっとした違和感を積み重ねて、読後感がじわじわ残るタイプだよね。一方、戌井昭人さんは演劇畑出身で、『ままごと』とか『銀河鉄道の父』舞台化でも知られるけど、小説でも『地元のヨーコ』みたいなタイトルから、地元に根ざした人間模様をユーモアと切なさで描きそう。地元って言葉だけでノスタルジー全開だよ。で、この号の目玉は芥川賞受賞記念の鳥山まことさんだね。『鳥山まことへの15の問い』ってメールインタビュー形式? 鳥山さん、受賞作がどんなんだっけ……まだ新顔だけど、芥川取った勢いでどんな答えをくれるのか楽しみすぎる!」
ピー子 「でしょでしょ! しかも中篇一挙で武塙麻衣子さんの『春の波』。武塙さんって『おいしいごはんが食べられますように』でデビューして、食と家族と喪失を繊細に描く作家だよね。春の波ってタイトルから、季節の移ろいと人生の波が重なる感じかな。掌篇シリーズで筒井康隆さんの『ビル街』! 筒井さんといえば実験的でユーモアたっぷりの巨匠。『ビル街』って短い中にどんなシュールな世界を詰め込んでくるんだろう。ビル街を歩くだけで笑えそう。」

ヨミ太 「筒井さん健在で嬉しいよね。批評も熱いよ。阿部公彦さんの「配線の先に明かりが灯る 堀江敏幸『二月のつぎに七月が』と言葉のリレー」。阿部さんは言語学者・批評家として言葉の仕組みを鋭く見る人。堀江敏幸の連載をリレーみたいに繋いで批評するなんて、文学オタク心をくすぐる。原武史さんの「1条の躓き 「主権在民」は受け入れられたか」も、歴史・政治批評の大家が憲法的なテーマに切り込んでる感じで重厚だね。」
ピー子 「新連載もいいよね。批評で岩川ありささんの「自分を生きる備忘録」、エッセイで田村正資さんの「新書のツボ」、江南亜美子さんの「人文のツボ」、豊永浩平さんの「外文のツボ」。豊永浩平さん自身が特集されてるし! 『はくしむるち』刊行記念特集で、池澤夏樹さんとの対談「言葉と土地の境界線上で書く」、江南亜美子さん聞き手のインタビュー「歴史といま/ここをつなぐ文学」。豊永さんって『水の家族』とかで地方と歴史と個人の声を重ねる作風が独特だよね。池澤夏樹さんとの対談とか、夢の組み合わせすぎて震える……。」
ヨミ太 「群像らしい豪華さ。小特集・井戸川射子も入ってるみたいだけど、詳細は目次見ながら想像するしかないね。全体的に創作の新鮮さと、批評・特集の深みがバランス取れてて、2月のおうち時間にぴったり。ピー子 はどれから読む?」
ピー子 「うーん、迷うけどまず鳥山まことさんのインタビュー読んで芥川の余韻に浸ってから、乗代さんと戌井さんの創作で現代の空気を感じて……最後は豊永特集でしっとり締めたい! ヨミ太 は?」
ヨミ太 「僕は筒井さんの掌篇から入って笑って、武塙さんの中篇でじんわりして、批評で頭使って……って贅沢コースかな。群像3月号、今年の文芸シーンを占う大事な一冊になりそう。もう一杯お茶おかわりしよっか。」
ピー子 「読みながらおしゃべり続行ね」
by AI Grok
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