鶴山裕司さんの連載エセー『続続・言葉と骨董』『第048回 インドネシアのワヤン(前半)』をアップしましたぁ。インドネシアのワヤン人形について書いておられます。ワヤンはインドネシアの影絵人形劇で使われる人形ですが、影絵の他に人間が上演する形式や、彩色した木の人形で上演する形式など、様々なバリエーションがあるようです。テレビや写真なんかで見たことはあるのですが、どーゆーものかよくわかんない劇ですねぇ。

 

鶴山さんは、『骨董は辞書的な定義では「美術的価値や希少性の高い古物」と「今では役に立たなくなった古物」の二つの意味がある。(中略)古ぼけて小汚い軸や茶碗が昔の珍しい美術品だと鑑定され、高値が付くと、とたんに有難く見えてくる。その反対に見た目通りのガラクタとわかれば、少なくとも所有者はおおいに落胆してしまう。役立たずだけど、価値ある貴重な古物だと思っていたのである。つまり骨董は文化だということだ。だから骨董の世界に〝素晴らしい贋作〟は存在しない。古い文化財を装った贋作だとわかった時点でそれは無価値である。(中略)これが骨董好きにとっての絶対ルールである』と書いておられます。

 

文化である以上、骨董は読むことができるといふのが鶴山さんのお考えであり、『言葉と骨董』のポリシーです。鶴山さんは『どの国の、どの時代に作られたのか、はっきり特定できなければ骨董を持つ意味は半減してしまう。(中略)いつ、どこで作られたのかわかれば、物は必ず物以上の何かを語ってくれる。文章にするかどうかは別にして、骨董は〝読むもの〟である。伊万里や唐津など、すでに先人が読み尽くしてくれた物も多いが、読みが不十分なら自分なりに読んでみる必要がある。』とも書いておられます。

 

で、インドネシアのワヤンですが、こりはなかなか難物です。鶴山さんは『インドネシアに深く根付いたワヤンが、国境を越えて他の国家や民族の人々の胸に訴えかけてくることは少ない。多くの人がそれを、観光用のエキゾチックで廃れかけたデモンストレーションだと思っている。しかしワヤンはインドネシアの生きた芸術である。にも関わらずワヤンが世界的なポピュラリティを得られないのは、上演様式が多様なのと同様に、その内容が恐ろしく複雑だからである。ワヤンを単純な劇として楽しめるのは、恐らくインドネシア人だけだろう』と書いておられます。後半に続くのでしたぁ。

 

 

鶴山裕司 連載エセー『続続・言葉と骨董』『第048インドネシアのワヤン(前半)』 ■

 

Web文芸誌のパイオニア 文学金魚大学校セミナー開催(新人支援プロジェクト)

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Web文芸誌のパイオニア 総合文学ウェブ情報誌文学金魚は、文学金魚執筆者によるシンポジウムと参加者の自由な質疑応答による参加型セミナーを開催します!。

テーマは〝ジャンルの越境〟です。そしてジャンルの越境は、人の現存在では性の越境にも置き換わる。文学金魚大学校第1回セミナーでは、早稲田文学の表紙を飾った伝説の仙田学さんの美しい女装姿が見られます!  あらゆる制度の脱構築を意識することで、ジャンルの越境は初めて可能になるのです。我こそはという皆さまも、ぜひ女装・男装・コスプレのドレスアップでご来場ください。 超ステキな開催会場、日仏芸術文化協会もそれって大歓迎!とのこと!

 

■ 日時と会場 ■

日時:2016年06月18日(土曜日)

開始時間:午後03時30分~

会場:日仏芸術文化協会 (東京都目黒区中根2-19-2 東急東横線・都立大学駅より徒歩約10分)

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* 閑静な住宅街の中に位置する素敵な一軒家です。

参加費3,500円

* 参加者の皆さんには金魚屋刊行書籍一冊(定価1,500円)をプレゼントします。

懇親会費(オプション)2,000円

* セミナー修了後に懇親会を開催します。参加はご自由です。

 

テーマ ■

【テーマ】ジャンルの越境

純文学ラノベ、ロマンチック・ミステリ、純文学ホラー、自由な物語詩など、従来の文学ジャンルとは異なるオルタナティヴな文学を創り出すことを目指します。

【司会】

山田隆道(作家・TVコメンテーター)・小原眞紀子(詩人・東海大学文学部文芸創作学科非常勤講師)

 

プログラム(予定)■

シンポジウム

第一部 偏態小説と純文学エンタメ小説について

三浦俊彦(作家・東京大学大学院教授)

遠藤徹(作家・同志社大学教授)

第二部 ラノベと(純)文学について

仙田学(作家)

西紀貫之(作家・フリーライター)

リード小説大賞決定!

山田隆道(作家・TVコメンテーター)発案のリード小説(詳細は下記または『第一回『文学金魚大学校セミナー』開催記念インタビュー リード小説の意義について』参照)の大賞を決定し、大賞・奨励作については文学金魚への作品掲載を検討(バックアップ)します。

第3回金魚屋新人賞第一次審査通過作紹介

懇親会

いけのり(占い師・エッセイスト)の占いコーナーなど。

 

 

Web文芸誌のパイオニア 文学金魚大学校セミナー(新人支援プロジェクト)の趣旨

・才能ある若い作家の作品が発表できない、キャリアのある作家なのに一番出したい本にかぎって出ない、学者の卵の奨学金ですら返還義務があるなど、現在ではさまざまなジャンルが細分化され、文化間の交流がなくなっています。

・こんな時代だからこそ、文学金魚は創作者と読者、ジャンルとジャンルを繋ぐメディアとして誕生しました。

・セミナー参加者は新しい文学と出版カルチャー誕生の当事者・目撃者になれるかも!

・読むことと書くことの、あのワクワク感をみんなで取り戻そう!

 

【リード小説とは ~あなたの〝リード小説〟大募集!~】

・リード小説とは、あなたがすでに書いた、あるいはこれから書こうとしている未発表オリジナル小説の大筋やセールスポイント等をまとめた、映画でいえば、予告編です。

・文学金魚大学校第01回セミナーのお題として、書き下ろしリード小説をツイッター上で大募集します。完成原稿があるかどうかは問いません。

・選考は山田隆道(『第一回『文学金魚大学校セミナー』開催記念インタビュー リード小説の意義について』参照)が行います。講師の文学金魚連載作家陣も選考に加わります。リード小説から作家デビューの扉が開かれるかも。

・試されているのは自己プロデュース能力です。気楽に楽しんでください!

 

【総合文学ウェブ情報誌文学金魚について】

・文学金魚はジャンルの垣根を取り払い、文化融合的な状況の中から新たな日本文化を創・出することを目指します。

・セミナー参加者は楽しいお題で盛り上がるもよし、懇親会で人脈を広げるもよし。新たな文学シーン誕生のワクワクする瞬間、その当事者・目撃者になれるかもしれません。

・今は積極的に自己アピールし、様々な方法で作家としての活路を切り開いてゆける時代です。ネットと紙出版のインタラクティブな関係性にリアルな人間の息吹きを吹き込んで、文学カルチャーのホットスポットを創り出そう!

 

 

■ 予測できない天災に備えておきませうね ■