岡野隆さんの詩誌時評『No.030 月刊俳句界 2015年08月号』をアップしましたぁ。特集『漱石と龍之介~文人俳句の頂点』を取り上げておられます。岡野さんは文人俳句について、『これについてはほぼ完全なブランド志向である。世間一般で圧倒的支持を受けている小説家の俳句がやたらと珍重され、そこらの弱小歌人や自由詩人の俳句は見向きもされない。明治近代以降では漱石や芥川らの小説家が圧倒的にメジャーな存在である』と書いておられます。まあその通りですね(爆)。

 

では文人俳句を読む意味がないのかといふと、そんなことはありません。『漱石も芥川も、小説家として日本文学史に名前が残る作家でなければその俳句作品が注目されることはなかっただろう。つまり文人俳句は、俳句文学にとっての反面教師のようなものだ。俳句作品自体からはとりたてて学ぶものがないのだから、彼らが何を意図して俳句を詠んだのかを理解しなければ文人俳句を読む意味はない。彼らの文学の全体を理解した上で、その中での俳句文学の位置づけを探ることが、俳句とは何かを理解するための示唆を与えてくれる』と批評しておられます。

 

昨日、自由詩の世界では、もう詩壇は存在しなひのではなひかと書きました。それは石川が歌壇や俳壇といふ日本の詩のジャンルを見まわした後の感想です。歌壇・俳壇では、大きな意味での〝短歌・俳句とはなにか〟という問いかけが詩人たちを結束させています。つまり〝形式〟がこれらのジャンルの底堅さになっている。

 

しかし自由詩には形式がありません。歌誌・句誌では初心者向け特集が食傷気味に組まれていますが、自由詩で〝詩の書き方入門〟特集を組むのは難しいだろうなぁ。まず初心者向けに自由詩の定義から始めて、行分けなどの技法の意味などををきちんと説明できる詩人が存在しない。そういふ特集を組んでも、僕ちゃんわたしちゃんのわけのわからない詩の書き方のオンパレードになるだらうな(爆)。

 

石川は不得意ジャンルだな~と思いながら、編集者の義務で詩誌を読み始めてだいぶたちます。最初句誌の結社主義にイライラしましたが、これももう慣れました。歌誌は良いです。歌壇は非常にスマートに議論が回っています。でも自由詩の詩誌は悲惨です。多分、その中にどっぷり漬かっている詩人たちにはわからないでしょうね。もっと外の世界にも目を開いた方がよろし。自由詩の詩人さんたち、まぢ奮起しなひとヤバイっすよ(爆)。

 

 

岡野隆 詩誌時評 『No.030 月刊俳句界 2015年08月号』 ■

 

 

Web文芸誌のパイオニア 文学金魚大学校セミナー開催(新人支援プロジェクト)

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Web文芸誌のパイオニア 総合文学ウェブ情報誌文学金魚は、文学金魚執筆者によるシンポジウムと参加者の自由な質疑応答による参加型セミナーを開催します!。

 

日時2016年06月18日(土曜日)

開始時間午後03時30分~

場所近日中に発表します

参加費3,500円

懇親会費(オプション):2,000円

* セミナー修了後に懇親会を開催します。参加はご自由です。

 

テーマ ■

【テーマ】ジャンルの越境

純文学ラノベ、ロマンチック・ミステリ、純文学ホラー、自由な物語詩など、従来の文学ジャンルとは異なるオルタナティヴな文学を創り出すことを目指します。

【司会】

山田隆道(作家・TVコメンテーター)・小原眞紀子(詩人・東海大学文学部文芸創作学科非常勤講師)

 

プログラム(予定)■

シンポジウム

第一部 偏態小説と純文学エンタメ小説について

三浦俊彦(作家・東京大学大学院教授)

遠藤徹(作家・同志社大学教授)

第二部 ラノベと(純)文学について

仙田学(作家)

西紀貫之(作家・フリーライター)

リード小説大賞決定!

山田隆道(作家・TVコメンテーター)発案のリード小説(詳細は下記または『第一回『文学金魚大学校セミナー』開催記念インタビュー リード小説の意義について』参照)の大賞を決定し、大賞・奨励作については文学金魚への作品掲載を検討(バックアップ)します。

第3回金魚屋新人賞第一次審査通過作紹介

懇親会

いけのり(占い師・エッセイスト)の占いコーナーなど。

 

 

Web文芸誌のパイオニア 文学金魚大学校セミナー(新人支援プロジェクト)の趣旨

・才能ある若い作家の作品が発表できない、キャリアのある作家なのに一番出したい本にかぎって出ない、学者の卵の奨学金ですら返還義務があるなど、現在ではさまざまなジャンルが細分化され、文化間の交流がなくなっています。

・こんな時代だからこそ、文学金魚は創作者と読者、ジャンルとジャンルを繋ぐメディアとして誕生しました。

・セミナー参加者は新しい文学と出版カルチャー誕生の当事者・目撃者になれるかも!

・読むことと書くことの、あのワクワク感をみんなで取り戻そう!

 

【リード小説とは ~あなたの〝リード小説〟大募集!~】

・リード小説とは、あなたがすでに書いた、あるいはこれから書こうとしている未発表オリジナル小説の大筋やセールスポイント等をまとめた、映画でいえば、予告編です。

・文学金魚大学校第01回セミナーのお題として、書き下ろしリード小説をツイッター上で大募集します。完成原稿があるかどうかは問いません。

・選考は山田隆道(『第一回『文学金魚大学校セミナー』開催記念インタビュー リード小説の意義について』参照)が行います。講師の文学金魚連載作家陣も選考に加わります。リード小説から作家デビューの扉が開かれるかも。

・試されているのは自己プロデュース能力です。気楽に楽しんでください!

 

【総合文学ウェブ情報誌文学金魚について】

・文学金魚はジャンルの垣根を取り払い、文化融合的な状況の中から新たな日本文化を創・出することを目指します。

・セミナー参加者は楽しいお題で盛り上がるもよし、懇親会で人脈を広げるもよし。新たな文学シーン誕生のワクワクする瞬間、その当事者・目撃者になれるかもしれません。

・今は積極的に自己アピールし、様々な方法で作家としての活路を切り開いてゆける時代です。ネットと紙出版のインタラクティブな関係性にリアルな人間の息吹きを吹き込んで、文学カルチャーのホットスポットを創り出そう!